日時:2015年2月3日(火) 13:00~20:00
場所:堂島薬師堂周辺(堂島、曽根崎、北新地)

【堂島薬師堂 節分お水汲み祭り】

地元で古くから続いている「節分祭り」と平成16年に復活した「お水汲み」をひとつにした祭りで、“春と福”を呼ぶ祭事として無病息災、商売繁盛を祈願し、大阪キタの風物詩になっています。本年は鬼追いと龍の巡行の運営に協力いたしました。

節分お水汲み祭り2015

「お水汲み」は、薬師寺の本尊にある井戸から汲み出した「お香水(こうずい)」と堂島薬師堂で汲んだ水を混ぜ合わせ、薬師寺の僧侶が参拝者の「竹筒護符」に注いで先客万来・開運招福・無病息災を祈願します。

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【堂島薬師堂】

聖徳太子の時代、四天王寺創建時に建築用材の運搬船が暴風雨で難破、洲の中に流れつきお堂を建てたのが起源であると伝わっています。
堂島の地名は、「御堂のある島」=「堂島」が由来であるといわれています。
1999年に堂島アバンザの建設に伴い庭園内に再建され、マジックミラーを組み合わせたモダンなデザインの外観になっています。

堂島薬師堂2

鬼追い

薬師寺の僧侶・鬼・福男などが法螺貝を吹き、ドラを響かせながら北新地界隈の企業や飲食店を訪問します。鬼が社内や店内に入ってくると、福男が配った豆を鬼にめがけて投げたり、一緒に記念撮影をしたりしていました。
泣きながら豆を投げる子供、嬉々とした様子で豆を投げる大人、様々に楽しんでいました。

oni 赤鬼と山伏2

龍の巡行

堂島薬師堂に祀られている龍(弁財天の化身)が夜の堂島北新地の通りを舞いながら巡行し街を清めます。龍の体長は約20mにも及びます。
龍と共に北新地の女性達が繁華街を豪華絢爛な和装姿やアイデアを凝らした出で立ちで練り歩きます。
警備を含めた参加者は190人。全長45メートルにも及ぶパレードとなりました。
見物に訪れた観覧客は、しきりにシャッターを押していました。

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メインストリートである本通りで巡行を一時中断。
商売繁盛と北新地の発展を願い、参加者全員による大阪締めの「手打ち」が行われました。

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約1時間の巡行の後、出発地点でもある式典会場に到着。
舞台上での挨拶と、天理大学雅楽部によるダイナミックな龍の舞が披露され、お祭りは無事に締めくくりを迎えました。

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日本酒やぜんざいの振舞いもあり、大人も子供も楽しめ、厄除けのご利益もある
“堂島薬師堂 節分お水汲み祭り”。
年々、知名度を増し盛り上がりを見せているお祭りです。
皆さんも来年度の節分には、ぜひ堂島へ足をお運びください。