四天王寺ワッソ2017開催概要

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古代日本には朝鮮半島など東アジアより多くの技術や文化が海を渡り、長い年月の中で受け入れられ、時にその地に相応しい形へ進化を遂げ、現代に受け継がれる伝統となりました。
四天王寺ワッソも1990年の発足から四半世紀を経て、祭りを通じて人と人との繋がりは太く強いものへと進化し、大阪の秋を彩る祭りのひとつとして歴史を紡いでまいりました。
今年の巡行では先人達の功績やエピソードをふまえた構成を企画しております。

<製鉄技術>
・妻である阿加留比売を追って日本にやってきた天日槍がもたらしたといわれる技術は日本の地で生活や産業の礎となりました。
<養蚕・機織>
・弓月君と子孫によって養蚕、機織の技術がもたらされ、日本に浸透しました。
その後、土地や風土にあわせ工夫され現代も日本特有技術や特産品として受け継がれています。
<仏教>
・聖明王が伝えた仏教は、聖徳太子が布教に努め、奈良時代になると朝鮮半島や、遣唐使派遣による唐の影響も受けた『天平文化』として繁栄しました。
その産物となった仏像や建造物は、21世紀の現代に至るまで日本だけでなく世界から注目されています。

当日のプログラム

日時 : 2017年11月5日(日)  場所 :史跡なにわの宮跡(大阪市中央区法円坂)

四天王寺ワッソの原点『巡行催事』を中心に、バラエティ豊かな内容でお客様にお楽しみ頂きます。

開場

10:30
まんぷく屋台広場01
エントランス広場
わくわく体験広場(新幹線・ふわふわ・体験など)
地元大阪の味や、韓国料理などたくさんの屋台が出店しています。
お子様も楽しめる遊具や、体験コーナー、エントランス広場では各県の名産品等をご用意してお待ちしております。

プレステージ

11:30
◆サムルノリ 白頭学院伝統芸術部 (船着き場ステージ)
四天王寺ワッソプレステージではお馴染みとなった白頭学院伝統芸術部によるプレステージ。
今年は、サムルノリ第一人者 金徳洙 氏のステージを前に船着場ステージを賑やかに展開します。
1978年、サムルノリ誕生から約30年。
大阪の地で21世紀まで紡がれた伝統芸術を披露して頂きます。

12:00
◆金徳洙ニュープロジェクト

日韓の伝統楽器と唄の共演
韓国伝統楽器チャンゴに加え、パーカッション、ドラム、津軽三味線が織りなす迫力ある音楽に、民謡、演歌等さまざまなジャンルの歌が加わり、今年の四天王寺ワッソでしか体感できないオリジナルステージが展開されます。

 

式典

13:00

開会宣言・大統領メッセージ・首相メッセージ(予定)

13:15

ミニ歴史劇『仏教公伝と渡来文化』
【原案】猪熊兼勝 【脚本】伊東雄三・浜村淳

佐賀県加々羅島で生まれ祖国へ帰り、後に百済の王となった「武寧王」。
日本と朝鮮半島の架け橋となった人物を父にもつ「聖明王」。
その聖明王が日本に仏教をもたらすことにした理由や、もたらされた仏教は、どのように日本に根付いたのか。
恒例の歴史劇として浜村淳さん、妹尾和夫さん、佐々木りつ子さんに演じて頂きます。
また、同時に仏教と共に海を渡り、今では日本の日常となった技術や文化の由来や紹介も歴史劇ならではのトークでお楽しみ頂きます。


巡行行事

13:30
四天王寺ワッソのメインともいえるパレードが始まります。
大阪を舞台に繰り広げられた日本と朝鮮半島や大陸の国々との友好の歴史を、パレードや交流儀式と呼ばれるパフォーマンスで再現します。

◆神話の時代⇒⇒古墳時代⇒飛鳥時代⇒奈良時代⇒朝鮮王朝

 

しまい太鼓

15:30ごろ

2015年

メインステージイベント終了後も、西側「まんぷく屋台広場」東側「わくわく体験広場」北西「エントランス広場」は17時まで開催しています。
是非そちらへも足をお運びください。

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