日時:2021年11月21日(日) 14:00~15:30
場所:大阪国際交流センター大ホール
主催:NPO法人大阪ワッソ文化交流協会

2年連続で四天王寺ワッソは中止となり、皆様にお目にかかる機会を失っておりましたが10月に緊急事態宣言による長期間の自粛が解除となったことから、祭りに代わるイベントを企画し、11月21日に無事開催しました。
今年はワッソに縁のある聖徳太子没後1400年という節目の年から、聖徳太子とその時代にちなんだ内容で、なにわの宮のワッソとは少し趣向を替え、NPO法人会員の皆様を中心にご招待し、秋のひと時をお楽しみ頂きました。


司会は上原伊代さん

いつもは法被姿で巡行を実況してくださる上原さんですが今日は古代衣装で登場です。

オープニングは舞姫・楽隊による演舞
メンバーズミーティングスペシャルバージョン。 ワッソの雰囲気再現で一気に気分は「なにわの宮」!


  耽羅舞姫・楽隊:白頭学院伝統芸術部     百済舞姫・楽隊:白頭学院伝統芸術部     高句麗舞姫:大阪国際大学
                                                           高句麗楽隊:大阪国際滝井高校吹奏楽部

続いて、ご来賓を代表して山本条太 外務省関西担当特命全権大使より祝辞を頂戴しました。また、ご公務の都合で出席いただけなかった趙成烈 駐大阪大韓民国総領事館総領事からはメッセージを頂戴し、駐大阪韓国文化院 鄭泰九 院長に代読頂きました。そして、ワッソ広報大使 アンミカさんからもワッソ愛あふれるビデオメッセージが届きました。

 

ワッソ恒例 ミニ歴史劇 『古代飛鳥の里と渡来人』
仏教の普及と、朝鮮半島との国際交流に大きくかかわった蘇我一家の物語をおなじみのラジオパーソナリティ浜村淳さんをはじめ俳優 妹尾和夫さん、タレントの佐々木りつ子さんが演じました。2年ぶりの歴史劇に会場も盛り上がります。

 

サムルノリ  夢舞~ムーブ~
オープニングパフォーマンスに続いて白頭学院建国中学・高校 伝統芸術部による迫力ある演舞

歴史講話 『聖徳太子はいた!?』
なんとも興味深い題名の歴史講話は考古学者でNPO法人大阪ワッソ文化交流協会理事長でもある猪熊兼勝先生と浜村淳さんによるトークショー。
歴史的背景、衣装、聖徳太子の存在などなど多岐に亘って語りあいました。ホールならではの演目に会場も興味深々!

 

 

平和宣言
今年の聖徳太子役は長年、大阪ワッソ文化交流協会の副理事長として祭りの開催にご尽力頂いた山本雅弘㈱毎日放送最高顧問にお引き受け頂きました。
平和宣言では、聖徳太子没後1400年という時の流れのなかで、人類はあらゆる困難に挑み続けて進化を遂げてきたことにはじまり、1年遅れてオリンピック・パラリンピックが開催された今年、そこに携わる人々の活躍が大きく人々の胸を打ち、惜しみない賞賛を贈った。それらは全世界が感染症との闘いで人間の本分を見直し、『和をもって尊しとなす』の精神が多様性を認め合う社会の実現において大変重要なことだと再認識する年になったこと。そして、これからも人々が失敗を恐れず挑む気概と協調の両輪でより良い歴史を刻んでいくことを願ってやまないこと。
最後に、来年は是非なにわの宮で四天王寺ワッソを開催されることを祈念されました。


しまい太鼓
毎年ワッソの終わりにしまい太鼓有志の会の皆さんと共にしまい太鼓の演奏を披露頂いている和太鼓ユニット「絆」によるメンバーズミーティングスペシャルバージョンのしまい太鼓が披露されました。
     出演者全員によるフィナーレ
2022年はぜひ、なにわの宮で四天王寺ワッソを開催し、皆様との再会を約束してフィナーレを迎えました。

当日は、聖徳太子ゆかりの町 太子町から「たいしくん」がPRに来てくれました。また、会館入口では感染予防対策としてスタッフによる検温、手指消毒をしてからマスク着用のうえ入館いただきました。

今回の催しは、大阪府の感染予防方針に則り、出演者ならびに観客数の制限による規模を縮小する形で開催しました。
毎年ワッソを愉しみにして頂いている多くのみなさまにご案内できませんでしたことをお詫びいたします。
今回の経験を糧に来年は秋晴れのなにわの宮で四天王寺ワッソを開催できるように事務局一同、企画してまいります。